Meta:Shiren Exhibition Interview with Kaoru Hasegawa (Famitsu)
This Q&A was posted to the website famitsu.com by Unknown on July 11, 2015.[1]
Questions and Answers
──: 本日の"シレン展"の感想をお聞かせください。
長谷川薫氏(以下、長谷川氏): 会場に誰もいなかったらどうしようと心配していましたが、これほどたくさんの方がいらしてくれて驚きました。本当にありがたいなと改めて感じました。ふだんは孤独な仕事なので、皆さんの前に出て大きなキャンバスに描くという機会はあまりなく、最初は緊張していましたがすごく楽しかったです。いまはPCを使ってイラストを描いていますが、昔は紙に描いていたのでそのときの気持ちが戻ってきたような感じですね。
──: シレンを描くのがいちばん苦手とおっしゃられていましたが、本日の出来栄えはいかがですか?
長谷川氏: シレンのイラストは、シリーズごとの世界観や物語に合わせて印象を変えているのですが、三度笠をつけてしまえばみんなシレンになるんですよ。100点までとは言わないまでも、まあまあうまく描けたと思います(笑)。
──: 今回はサインペンで描かれていましたが。
長谷川氏: 最初は怖かったので細いほうで描いていたのですが、キャンバスが大きいので途中から太いほうを使うようにしました。想像していたよりも描き心地がよくて、描いていて楽しかったですね。初代『風来のシレン』のときは紙に描いていて一発描きの真剣勝負でしたので、当時の気持ちが蘇りました。たまにやるといいかもしれませんね。リハビリになりました(笑)。
──: "シレン展"の見どころを教えてください。
長谷川氏: 正直なところ、自分の絵は見てほしくないですね(笑)。昔の絵はうまくないので……。ただ、ここまで古いと自分が描いたと思えないと言いますか客観的に見ることができるので、当時はがんばっていたんだなと感心しました。シリーズのイラストを一度に見られる機会はあまりないので、昔といまのイラストを比べて見てもらうといいかもしれませんね。
──: 最後にこれから"シレン展"を訪れるファンへメッセージをお願いします
長谷川氏: 20年間の歴史が詰まっている展示会です。恥ずかしい部分も展示されていますが、そういった部分も見どころのひとつではないでしょうか。あとは、グッズですね。ひとつひとつみんなでチェックしていいものに仕上がっていますので、グッズにも注目していただきたいです。